「考えなさい」
サッカーの指導の現場ではコーチが子供に考えさせる
という光景が当たり前に目に付きます。
教えすぎは良くない
これがサッカー界の常識です。
とは言っても初心者や技術がついてないよ
という場合
この「考えなさい」というものは、大変くせ者です。
考えることの習慣づけという意味ではいいんです。
それとは別の問題です。
ある程度技術がついてきて
ある程度サッカーというものに触れてきて初めて考えることは可能です。
数字も教えてないのに足し算を考えろ
と言われていると考えればわかりやすいかと思います。
いきなり全く英語を見たこともない人に
英文を見せて考えて答えが出るはずもありません。
極論だ。揚げ足取りだ。という方も指導者人にはいるかもしれませんが
これくらいの感覚だと言わないと中々伝わりません。
言いたいことは
「考えなさい」の前には段階があるということ。
ある程度技術などを付いてきて、サッカーにある程度触れて
初めて
ある技術を用いながらどのように解決できるかという段階になり、さらに必要な技術は何なのかが自然に発生していく
最初から空っぽの技術では、考える材料の道具が何も揃っていない状態。
だからいきなり「考えなさい」ではついて行けない子も出てくるのです。
もちろん一周回ってある程度のスキルがついてきたら考える必要は自ずと出てきます。
そして自然発生的に考えるようにもなってきます。
自分の力で問題と向き合い解決する必要が出てくるのがサッカーだからです。
自分の中で考える際に
経験や技術というものが伴っていなければ、考えさせる時間ばかりが過ぎていきます。
考えさせる指導についていくためには、教える指導も必要なのです。
学校の授業は最初教える指導です。そこから応用で考える指導になってきます。
小学校は教えてもらい大学では自分で考えて学ぶ場です。
考えさせる指導と教える指導というものは使い方次第です。
初心者やどうしてもわからない場合
答えも見ることも必要です。
問いを与えられ、答えをくれない指導者もいたりします。
答えが欲しいという方
まずはご相談ください。
基礎技術を理解し身に着け
考える指導のチームという現場に戻り
活躍できる土台作りはお任せください。
谷田部