【悪用厳禁】2vs1の数的不利の守備優先順位


こんにちは
谷田部です。

今日は相手が数的優位の場合の守備戦術について書いていこうと思います。
かなりマニアックな超実践的な内容です。

本当に書いていて出したくないな。とすら思いましたw
マジで自分はされなくない。悪用厳禁な内容です。

基本的に1vs1の時よりもゴールキーパーがいること前提。で話していきます。

~ここから会員限定~

今回はあえて図解を無しでやっていこうと思います。
頭で2vs1の状況を頭で想定しながらぜひ読んでもらえるとより妄想が捗るはずなので、、、

 

数的不利の守備の大前提

まずは何よりもボール保持者にシュートを撃たせないこと。そして簡単に突破させない真ん中よりも気持ちボール保持者側に
体を外側に向けて立ちます。
この場合、パスカットも狙う必要があるため、パスを出されたらもう一人の方にも対応できるような位置をとります。
あまりボール保持者に近づきすぎてもだめです。

できればとにかく、1vs1の状況に持ち込むことを考える。
が2vs1の状況での考えることです。

複数の喧嘩をタイマンに持ち込むイメージです。
心理面でも数的に突然1vs1に持ち込まれると、もともと数的優位な立場は焦ります。

シュートを打たせない

まずは簡単にシュートを打たせない。ということがまず最初に考えることです。
とは言っても1vs1の時よりもルーズになるのは仕方ありません。

基本的にロングシュート気味になるのでGKも対応できるよう、まずはコースを切りながら牽制をします。

遅らせる

とにかく、スピードに乗せないようにボールを取りに行くぞ。という牽制や
パスをした方が有利なのでは?
ドリブルで抜けるか?
という迷いを発生させます。

思考の迷いは動きを鈍らせます。
”一歩前に出るぞ!”という”フェイントや余裕な態度”も有効です。
実際の試合であればこうしている間に味方が帰ってきてくれて2vs2の状況や
ボール保持者の背後の死角からボールを奪いに行ってくれたりと逆に有利になる場合があります。

パスカットを狙う

相手の迷いが生まれてシュートがなくなった
またはドリブルにスピードに乗れなくなった

となるとパスの選択肢が相手には生まれます。
迷っているとパスが弱くなったりします。

そうした時にはすかさず、パスカットを狙います。
ただし、これはかなりリスクがあるので相手のレベルが自分よりも低い。場合でないとほぼ成功しないと思っていいです。

パスコースを切る

パスコースを遮断する。
こうすることでサクッと1vs1に持ち込むことができます。

パスコースを切った時に相手の目線も重要です。
パスコースを切っても顔が上がってパスを狙っている場合は顔が上がっています。
逆にパスコースを切られて焦っている場合は、顔が下がります。
相手の顔が下がるとパスの選択肢がなくなったというフラグが立ちます。
チャンスです。

私の場合は、相手がこの辺をしっかりとわかっているな。という場合は
あえて顔を下げて、DFを誘ってパスをして味方を楽にしてあげたりもします。

こうした基本的な駆け引きがあって初めて、色々な駆け引きが生まれるので理解して行えるかどうかが
再現性を持てるかどうかの鍵になります。

これも基本的に自分の方が相手よりレベルが低い時にしかほぼ成功しません。

パスと同時に詰めて一対一に持ち込む

こちらは相手とのレベルが拮抗してきた時にはめちゃくちゃ使える技術です。

相手のパスと同時にパスを受けようとしている相手にプレッシャーをかける。という技術
ただこの時に大切なのは、ワンツーで突破されるリスクが非常に大きいということ。
ただし、これが成功すると、パスをもらう側はかなり焦ります。
ボールと同じようなスピードで相手も同時来るわけですから、、、

この時のやり方は”ボールが転がってきたライン上”を走るということ
自陣ゴール側から最短で相手に向かう。
というよりも

ボール保持者がパスを出した軌道を少し大回りしてボールの背後からパスをもらう相手にプレッシャーをかける

そうするとリターンする味方が見えなくて、行ける場所は前方向だけです。
極端に言えば真横からボールをもらおうとする相手に向かっていくイメージです。

ある程度、力が拮抗している相手と正面から1vs1に持ち込むよりも
同方向を向いて真横に並べる守備の方が、圧倒的に有利になります。

あわよくばボールを受けた瞬間にミスをしてくれるか
そのタイミングでボールを奪うことができます。

出来るだけ外側は追いやりながら悪い体勢で打たせる

上記の形で前に突破をされた場合、横方向からプレッシャーをかけているので
コーナーの方向にボール保持者はスピードを上げたドリブルをすることになります。
横に並んでショルダーでのプレッシャーが嫌だからです。

そして相手内心として
「2vs1の状況はシュートで終わらなければならない、、、」
が発生します。

多少荒っぽくてもシュートを打とうとします。
その時はプレッシャーもあるため、スピードに乗った状態です。

打つ瞬間にちょっと肩に手が触れるだけで外側に体が流れながら角度のないところからのシュートになります。
走っている相手であればシュートの瞬間、片足になるので肩を指でちょっと押すか、(倒れない程度)または腕を前方に押してあげるとボールに集中できなくなります。
体勢が悪くてほぼコントロールできていないまたは力がほぼ入っていない足先だけでの”打たされたシュート”になります。

キーパーが正面キャッチできる形からのカウンター

上の形でハマると
あえて打たせたシュート。になります。
キーパー正面でボールをキャッチさせる。
までで完結します。(絶対にいい姿勢でコースを狙う余裕を持たせないで打たせることが前提です。)

ガッチリキャッチで相手のメンタルは
「自分のシュートでは入らない」
という精神的なダメージを与えることができます。

さらに早いカウンターで、走って戻る負担にもなるのでさらに頭はパニックに陥れることができるのです。

失敗としてやられた、そして味方に怒られながら戻る。
というやったことで自信ではなく、シュートを打ったことで凹ませることができる。
とう状況まで持ち込む。

そして考えれば考えるほど「手の平上で踊らされている感覚」に陥れることができます。

私の場合はあえて打たせてここまで相手との駆け引きをやっていました。
ただしキーパーとの信頼関係ありきです。

自分で奪い切るよりも遥かに”楽”というのもありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は2vs1での数的不利な状況の守備でしたが
3vs1の数的不利の状況はまた駆け引きが異なってきます。
これはまた違う機会にやろうと思います。

とにかく、守備の基礎戦術としてはマストな内容です。
ただし、「ボールを奪う」が先行すると今日の内容はわけがわからなくなります。

自分で「奪う」の意味を広域で理解すること
相手の失敗や味方にキャッチさせる。

相手への勝ち方次第でメンタル面でさらに有利に楽になれる。ということまで含めてやれるようになると
ますます楽しく、そして楽に勝てるようになります。

守備は攻撃の第一歩です。
そして私としては攻撃的な守備。という一見受動的なような能動的な守備が大好きです。
受動的な守備は疲れますからw

ぜひ頭に入れて実践で落とし込んで欲しいと思います。

谷田部

 

お問合せ

サッカー家庭教師谷田部の評判やレビュー

どんなことが改善できるのか?個人レッスンbefore→after事例集

関連記事